5.29.2008

FUNimation Channel_Red Planet Media_Tukuyomi

こんなニュースを見つけました。

米国で日本アニメの流通・配給などを行うファニメーション(FUNimation)は、5月26日よりモバイル向けにアニメ番組配信を開始した。ファニメーション・チャンネル(FUNimation Channel)と名付けられたビデオ・オン・デマンド型のサービスで、AT&Tワイヤレスのサービスを通じてユーザーに提供する。
 現在、『月詠』、『銀河鉄道物語』を配信しており、番組一話視聴ごとに99セントの課金を行っている。大手アニメ企業の本格的なモバイル配信進出として注目される。

 サービスの運営とプログラム管理は、モバイル上でコミュニティサービスを手掛けるレッド・プラネット・メディア(Red Planet Media)が行う。コンテンツへのアクセスもレッド・プラネット・メディアの運営するJumpInMobileを通じて行われる。
 また、サービスの宣伝にはデジタルネットワークのオリンパスSAT(OlympuSAT)、映像配信はクイックプレイ(QuickPlay)が協力する。

 米国では、映像番組視聴のための端末としてモバイルが利用されることはまだ少ない。日本に較べてモバイルのブロードバンド化が遅れていることや、iTunesやインターネットを利用したサービスを消費者が好むことなどが理由にあるとみられる。このためアニメ番組の配信でも、インターネットの利用に較べてモバイルの利用は遅れている。
 しかし、日本でモバイル向けのアニメ配信が急成長しているように、今後は米国でもそうしたビジネスが拡大する可能性は高いとみられる。

 ファニメーションは、現在、米国最大のアニメ流通会社(Distributor)で、アニメDVDの市場占有率業界1位である。さらにテレビ放映や劇場公開、インターネットなど様々メディアを利用して作品を展開することに積極的である。
 オンライン配信じについては自社サイトだけでなく、iTunesやXbox-Liveなどでも、課金・販売サービスを行なっている。

 同社は『ドラゴンボール』や『鋼の錬金術師』といった人気作品を北米で展開しているが、今回の配信にはラインナップに入っていない。これは現在が事業の初期段階にあることに加えて、日本の著作権者からの配信許諾を得られていないという問題もあるだろう。
 ファニメーションが今後さらにモバイル向けのアニメ配信ビジネスを広げるには、同社が日本の著作権者に対して、インターネットやモバイルでの作品利用をいかに説得できるが重要になってくる。

盛り上がるといいですね。

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