KanokonのAnimeをchapter9まで見ました。
これじゃただのHなAnimeですね・・・。
私は、Novelを読んでましたのでちょっと残念です。まぁ、似たようなもの・・・か・・・な。
現在10巻迄出ています。(ちなみに、Comicも出ています)
まだ8巻迄しか読んでいないのですが、憑依するたびに妖怪化していくKoutaと
尻尾の数が増えてゆくChizuru。
Koutaもただの人間ではなさそうです。そして、Chizuruの母親は金毛白面九尾の狐(日本では大妖怪です。
例えば、あの名作うしおととらでは「白面の者」として、Narutoでは「九尾」として登場します)の養女ではありますが、
最初(それでも400歳を超えているはずですが)は尻尾が1本しかありません。
それが、Koutaと憑依してゆくと、いつのまにかChizuruの体の中から
Ryuuと呼ばれる力が、尻尾として生えてきます。
なかなか面白い設定ですね。
また、もう一人のヒロインであるNozomuは、蝦夷狼の妖です。
(日本では狼は残念ながら滅びてしまっています)Novelの方には書いてありますが、
北海道には彼女の父親が長をしていた小さな村があります。
彼女はそこの長となることを要求されますが・・・。(かのこん7 さよならおおかみ)
この作品には文中に「いろいろえろえろされた」という表現が沢山出てきます。
なかなか意味深くて想像させてくれる面白い表現ですよね。
多少中身がうすいことは否めません・・・が・・・。
私は好きですょ。
この作品中では妖狐が扱われていますが、日本では「狐」というのは
昔から超常的な力と関係が深く、有名な陰陽師、安部清明の母親の葛之葉狐
(この葛の葉がかのこん敵の組織の名前ですね)や、中国からやって来て天皇に寵愛された玉藻前
(Chizuruの母親、九尾の狐が玉藻です)、更に大きく野狐と善狐と分類され、
善狐の中でも黒狐(KoutaとChizuruの憑依した姿はこれか?)、銀狐、金狐、赤狐、白狐、九尾狐、天狐、空狐と位階が上がって行きます。
また、おなじみの稲荷神社の使いとして狐がありますが、江戸時代頃には稲荷神=狐と変化していったようです。
(まぁ信仰も変化するものですから・・・)
まだまだ管狐やらなにやら沢山あります。それくらい狐は親しまれ、超常的な力と関係があるとされていたようです。
作品中ではChizuruがKoutaに憑依していわゆる「狐憑き」の状態になりますが、
これは日本ではあまりいい状態ではない、どころか、「(狐に取り付かれたせいで)精神の錯乱した人」と
いう扱いでした。「自分の精神が保てない状態、狂ったように見える状態」ですかね?
しかし、Chizuruに憑かれたKoutaは自分の精神も保っています。
このことから、作中では「お互いの信頼(愛)が深い(本物)の証拠」として表現されています。
中々あたらしい解釈ですよね?
ちなみにこのKanokon、作者の西野かつみさんによれば、「純愛小説」だそうです。
6.04.2008
Kanokon
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